澁谷かのんは平安名すみれを心の底から尊敬しているのだろうなという話
2021年8月16日 趣味 そもそも自己肯定感が底辺な澁谷かのんという女は、他人の良いところをしっかりと見定めて心の底からそこに感動出来る人間なんだろうなというのを思う。
可可ちゃんに手を貸したのも、勿論可可ちゃんに求められたからというところが大きいのだろうだけれど、ファーストインプレッションからして可可ちゃんの情熱を善しと思ってる節があるからだと感じた。
だから葉月恋にもあんなに食って掛かってるのだし、善しと思うことならば理不尽からは守らなければいけないと強く意志を持つかのんに可可ちゃんは惹かれたのだという一面もあると私は受け取った。
澁谷かのんは割と、平安名すみれと出会ってからマイナスの感情を全くとは言わずともほぼ持たなかったのだろうととれる描写がされていたように見えた。
それは当然、平安名すみれの美貌であったりパフォーマンス能力であったりが優れているからということもあって然るべきであるが、最終的に最も平安名すみれを評価してる点は彼女が「行動し続けている」からではと推察する。
その行動がどれほど効果的であったのかどうかはともかくとして、平安名すみれはひとつも諦めることなく生きてきたのだと知ったときに澁谷かのんは彼女を心から尊敬し、共に活動をしていきたいと思ったのではなかろうか。
自分は高校受験で挫折をし、スクールアイドルと、唐可可と出会わなければ歌を諦める寸前のところまで来ていた。
ところがそんなことをやっている遥か昔から平安名すみれは、這いずっていてでも向かう先が分からないままでいたとしても、もがいてもがいて抗い続けていたのだ。
行き先が分からない、どうやって向かえばいいのか分からない暗闇を進むことがどれだけ難しいことか澁谷かのんは少なからず知っている。それを自分の何倍とも推測できる期間続けていた平安名すみれを本心から心の底から尊敬していたのだろうな、と。
だからそんな素敵な人と共に舞い踊りたい。自分を救ってくれたかもしれないスクールアイドルは彼女も救ってくれるかもしれない、という気持ちもあるのだろう。ましてや近しい境遇なのだからそこのシンパシーがないというのは考えられない。
それでも平安名すみれをスクールアイドルに誘ったのは、彼女のためだとかそんな恩着せがましい動機ではない。心から尊敬出来て心から信頼のおける彼女はこれからのスクールアイドル活動において必要なのだと確信したからであってほしい。
「私のため」であってほしい。その言葉が平安名すみれには必要だということが澁谷かのんには潜在意識化であれ分かるはずなので。
ところで竹下通りでの澁谷かのんの「ここにいると思った」というセリフの“ここ”はスクールアイドルに対してなのか、大枠の竹下通りという場所に対してなのか2通りの考え方があると思う。
個人的には、「今日もまだ諦めていないんだろう。雨が降っていたとしても関係ない。」という確信めいた信頼から、竹下通りという暗闇に向かっていることを指して“ここ”にいると思ったと考えている。
暗闇で一筋差し込んだ光明であるところのスクールアイドルという存在を見つけた瞬間に、澁谷かのんというまだ小さな星が手を差し伸べてきた。それはそのまんまTiny Starsの初披露に出くわした3話のリフレインなのではないかと思いたい。
3話で起きたその偶然は奇跡的で、一つの歯車が少しでもかみ合っていなかったら動いていなかった物語。でも4話で改めてより深度の大きい同じ構図で表されることによって偶然は必然になるんだ。そんな物語が私は大好き。
可可ちゃんに手を貸したのも、勿論可可ちゃんに求められたからというところが大きいのだろうだけれど、ファーストインプレッションからして可可ちゃんの情熱を善しと思ってる節があるからだと感じた。
だから葉月恋にもあんなに食って掛かってるのだし、善しと思うことならば理不尽からは守らなければいけないと強く意志を持つかのんに可可ちゃんは惹かれたのだという一面もあると私は受け取った。
澁谷かのんは割と、平安名すみれと出会ってからマイナスの感情を全くとは言わずともほぼ持たなかったのだろうととれる描写がされていたように見えた。
それは当然、平安名すみれの美貌であったりパフォーマンス能力であったりが優れているからということもあって然るべきであるが、最終的に最も平安名すみれを評価してる点は彼女が「行動し続けている」からではと推察する。
その行動がどれほど効果的であったのかどうかはともかくとして、平安名すみれはひとつも諦めることなく生きてきたのだと知ったときに澁谷かのんは彼女を心から尊敬し、共に活動をしていきたいと思ったのではなかろうか。
自分は高校受験で挫折をし、スクールアイドルと、唐可可と出会わなければ歌を諦める寸前のところまで来ていた。
ところがそんなことをやっている遥か昔から平安名すみれは、這いずっていてでも向かう先が分からないままでいたとしても、もがいてもがいて抗い続けていたのだ。
行き先が分からない、どうやって向かえばいいのか分からない暗闇を進むことがどれだけ難しいことか澁谷かのんは少なからず知っている。それを自分の何倍とも推測できる期間続けていた平安名すみれを本心から心の底から尊敬していたのだろうな、と。
だからそんな素敵な人と共に舞い踊りたい。自分を救ってくれたかもしれないスクールアイドルは彼女も救ってくれるかもしれない、という気持ちもあるのだろう。ましてや近しい境遇なのだからそこのシンパシーがないというのは考えられない。
それでも平安名すみれをスクールアイドルに誘ったのは、彼女のためだとかそんな恩着せがましい動機ではない。心から尊敬出来て心から信頼のおける彼女はこれからのスクールアイドル活動において必要なのだと確信したからであってほしい。
「私のため」であってほしい。その言葉が平安名すみれには必要だということが澁谷かのんには潜在意識化であれ分かるはずなので。
ところで竹下通りでの澁谷かのんの「ここにいると思った」というセリフの“ここ”はスクールアイドルに対してなのか、大枠の竹下通りという場所に対してなのか2通りの考え方があると思う。
個人的には、「今日もまだ諦めていないんだろう。雨が降っていたとしても関係ない。」という確信めいた信頼から、竹下通りという暗闇に向かっていることを指して“ここ”にいると思ったと考えている。
暗闇で一筋差し込んだ光明であるところのスクールアイドルという存在を見つけた瞬間に、澁谷かのんというまだ小さな星が手を差し伸べてきた。それはそのまんまTiny Starsの初披露に出くわした3話のリフレインなのではないかと思いたい。
3話で起きたその偶然は奇跡的で、一つの歯車が少しでもかみ合っていなかったら動いていなかった物語。でも4話で改めてより深度の大きい同じ構図で表されることによって偶然は必然になるんだ。そんな物語が私は大好き。